私が「労働衛生コンサルタント」の資格を取った訳。
私は「精神科産業医」です。
精神科が専門分野で、産業医をやってます。
メンタル対策が得意な産業医であります。
産業医になったのは、「精神科医ってニッチだし、産業医もニッチだから、精神科産業医ならかなりレアだしイケてんじゃね?」と。
そして幸いなことに、産業医として勤めた先で師匠と出会い、
修行の方向を得て今に至ります。
で、それに飽き足らず数年前に「労働衛生コンサルタント」という資格も取りました。
今回はそのことについて書いてみます。
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「そうきたか」とつぶやけるかどうか
先日、保護児Aちゃんのの対応に悩む、里親Bさんの相談を受けた。
Bさんは両手はカラフルなマニキュアを塗り、印象的な髪色をしていた。
女性らしい美しさを求める気持ちが強い方なのだと思った。
Aちゃんは肌触りのよさそうなゆったりした服を着ていた。
服はその今日着ている服と、もう一組の服ばかりを交互に着たがるのだという。
Bさんが悩んでいるのは、
Aちゃんが質問されたことに対して、ずれたことを返してくることだという。
発達障害について、お勧めできる本 「発達障害大全 ― 「脳の個性」について知りたいことすべて」
今、令和の世の中は「発達障害」ブームです。
大人の発達障害、子どもの発達障害、思春期の発達障害、
育児本、セルフケア本、世に啓蒙する本、教育業界本、保育業界本、職場向けの本、
面白おかしい系、医療系、医療もどき系、スピリチュアル系、整体系、
「僕の考える最ツヨの治療法」とかエセ科学性、
「自分は発達障害ではありません!キリッ」というHSP系本、まで。
外形的にも新書、ソフトカバー、ハードカバー、マンガ、MOOK、
なんでもあります。
そんな中、これはお勧めしても良いかな、という本、それが今回の本です。
「発達障害大全 ― 「脳の個性」について知りたいことすべて」
2023/12/22 黒坂 真由子 (著)
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吉本とHIKAKINの危機対応の初動に学ぶ
いつもと全く傾向が違うんですが、
あまりに衝撃的というか、
学ぶところが大きかったので書かずにいられません
何って、
吉本興業の週刊文春の松本人志の性加害疑惑記事に関する初期対応(以下吉本ー松本)と、
ついで起きた、
同じ週刊文春のHIKAKINの二股交際疑惑記事への対応(以下HIKAKIN)の
比較です。
「個人のプレゼンティーズム」と対になる「職場のプレゼンティーズム」 そして「組織の生産性のネガワット」
メンタル対応に強い産業医を味方につけることは、
企業はプレゼンティーズムのコストを軽減することにより、
生産性の向上につながる!
という話の続きです。
少しおさらい。
プレゼンティーズムとアブセンティーズムは、健康問題が企業の生産性に与えるマイナスの影響のことで、
・プレゼンティーイズムは働いているけれど、生産性が落ちている状態
・アブセンティーイズムはそもそも働けなくなる状態
でした。