おおた産業メンタルラボ

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「傾聴」ってなに?

日本でカウンセリングと言えば、ほぼすべての方が思い浮かべるのが「傾聴」です。
これはカール・ロジャーズの来談者中心療法で「積極的傾聴」として提唱されている言葉です。
専門家の面接を受けに来る人のことを「クライアント」と呼んだり、面接の記録をする際に逐語録をとることもカール・ロジャーズが始めたのだそうです。
 
さて、
「傾聴」について、ただクライアントの話を一方的に聞くことである、
と表面的に理解している精神科医などの不勉強者にしばしば出会いますが、それは全くの間違いです。
正しくは「積極的傾聴」。
なので、「ただ聞くこと」ではなく、
目指すのは「クライアントの云わんとすること、その時の感情、体験などをできる限りリアルに理解しようとすること」です。
 

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注意が必要な言葉 「カウンセリング」  その3 適切な「カウンセリング」にするには。私の実践。

ここまで、その1、その2と「『カウンセリング』ってヤバい」といったことを書いてきました。
「といって、あなたのしてる精神療法はどうなん?批判だけかい?」
という声も聞こえてきそうです。
そこで今回は、「カウンセリング」や「精神療法」が安全で、かつ有効なものになるためにはどうあったら良いと思うのか、について書いてみます。
 
|私が意識していること|
面接や治療にあたり、私が意識して行っているのは、
・面接のゴール、目標を明確にすること
・面接の卒業、終了を目指すこと
・面接は問題を弄りまわすのを避け、解決について面接すること
です。

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注意が必要な言葉 「カウンセリング」  その2 問題について語らせることの害

今回は「カウンセリング」の害、「問題について語らせることの害」などについて書いてみます
 
|「カウンセリング」は無害?|
カウンセリングを希望する人に、なんで「カウンセリング」を受けたいのか、と確認すると、「気持ちいいから」とはまず返ってきません。
「カウンセリングには薬物と違って(実物がないから)、副作用(害)がないから」という言葉が返ってくることがしばしばです。
カウンセリングは害(副作用)の危険性だらけですし、これまで書いてきた「誤診の害」と同じく、実物がないだけにその害(副作用)に気づきにくく、害が生じた後に取り除くことはとても困難です。
 
まず「カウンセリング」が有効である、「カウンセリング」で改善する、と思いこんでしまうことが、すでに害のはじまりなことが多いです。
 
 

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注意が必要な言葉 「カウンセリング」 その1

「『カウンセリング』をしてほしい」、「『カウンセリング』で話を聞いてもらいたい」と希望される相談者さんにしばしば出会います。
でもその「カウンセリング」って何をしているのか、どのように良くなるのか、ということについては、精神科治療で実際にはどんなことがなされるのか以上に知られていないように思います。
みんなその名は知っているけれど姿を見たことのない、幸せの青い鳥のような、そんな「カウンセリング」について今回は考えてみます。
 
|そもそも「カウンセリング」ってどんな意味?|
カウンセリングとはなんでしょう?
英語でCounseling、日本語に翻訳すると「相談」、「助言」といったところでしょうか
 
カウンセリングという言葉を日常で一番目にするのはカウンセリング化粧品でしょうか。
自分に合った化粧品や化粧方法を選ぶのためのカウンセリングですね。
カウンセリングする人は、この場合は売り子さんでしょうか。
このように、「カウンセリング」はメンタルヘルスに関係することに限定される言葉ではありません。化粧品の販売でも、結婚相談でも、悩み事あるところカウンセリングあり、です。
 

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