※プライバシー保護のため、内容は改変しています。
経営者の相談は、いつも経営課題の顔をしてやってきます。
売上をどう伸ばすか。
スタッフをどう育てるか。
SNSをどう活用するか。
店舗をどう回すか。
私のところにも、経営者からさまざまな相談が寄せられます。
そして実際には、経営や人事の問題に見えても、その奥に経営者自身の痛みが隠れていることがあります。
先日も、ある女性経営者からこんな相談を受けました。
相談者は38歳。
地方都市でネイルサロンを2店舗経営しています。
※プライバシー保護のため、内容は改変しています。
経営者の相談は、いつも経営課題の顔をしてやってきます。
売上をどう伸ばすか。
スタッフをどう育てるか。
SNSをどう活用するか。
店舗をどう回すか。
私のところにも、経営者からさまざまな相談が寄せられます。
そして実際には、経営や人事の問題に見えても、その奥に経営者自身の痛みが隠れていることがあります。
先日も、ある女性経営者からこんな相談を受けました。
相談者は38歳。
地方都市でネイルサロンを2店舗経営しています。
心理的安全性という言葉は、もう完全にビジネス用語として定着しました。
会議でも研修でも、管理職向けの本でも、当たり前のように出てきます。
「もっと発言しやすい雰囲気を作ろう」
「否定しない文化が大事」
「安心して働けるチームにしよう」
そのとおり。
そりゃそうだ。
方向性としては間違っていない。
ただ、精神科医として組織を見ていると、この言葉が広まるほど、少し危うさも感じる。
なぜか。
かなりの確率で、「心理的安全性」が<ぬるさ>に変換されているから。
続きを読む ▼ “「心理的安全性」って何?”前回は、経験を積んだ側に残っているものの正体として、
「不確実な状況で動ける力」がどこから来るのかを整理しました。
では、その前提を踏まえて、
現場では若者とどのように関わるべきなのでしょうか。
若者にどう接するべきか。
丁寧に教えるべきか。
寄り添うべきか。
厳しく指導すべきか。
多くの人が、現場でこの問いに悩み続けています。
しかし、この問いの立て方自体が、
少しずれています。
前回は、「優秀なはずの若者が現場で止まる理由」を、
能力ではなく「適応のズレ」という構造から整理しました。
では逆に、現場で動けている人は、何が違うのでしょうか。
この問いを「経験があるから」と片付けてしまうと、
あまり意味のある説明にはなりません。
重要なのは、
その“経験の中身”です。
まず前提として押さえておくべきことがあります。
それは、
不確実な状況に対する不安は、
若者も、経験を積んだ側も、本質的には同じだということです。
AI化が進み、予測可能な領域が機械に置き換わっていく中で、
「この先どうなるのか分からない」という感覚は、
どの世代にとっても共通です。
違いがあるとすれば、
その不安との付き合い方です。
「最近の若者は優秀なはずなのに、現場で動けない」
そうした違和感を抱く場面はないでしょうか。
・指示がないと動かない
・少し曖昧な状況になると止まる
・一方で、「それは非効率では」「意味がありますか」といった指摘は鋭い
こうした現象は、ときに「世代の問題」として語られます。
価値観が違う、根性が足りない、甘えている――。
しかし、それだけで片付けてしまうと、現場での対応を誤ります。
続きを読む ▼ “若者問題を“世代論”で片付けないために|その1:なぜ「優秀な若者」が現場で止まるのか”