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キャリアアンカーについて その1 または自分の魂がどこに縛られているのかを知ること

宇宙世紀の言葉に「地球の重力に魂を縛られた者たち」という言葉がありまして。
かつては「ニュータイプになれない愚かなオールドタイプの人たちの事だなあ」と他人事に思っていたわけです。
でも、40をまわって中年になってみますと、いろいろなところにしがらみができ、自由気ままに振る舞うことはできなくなります。
「しがらみ」って「柵」って書くのですね。
そうか、私たちを囲っている柵なんですね。今日初めて知りました。
 
それはさておき、
私たちは仕事選びや就職先選び、転職を考えるときに、
自分のキャリアは何を目指していけばいいんだろう、と悩みます。
これからの働き方を考えるときにも悩みます。
ええ、悩んでます。
「不惑」で「四十にして惑わず」とは言いますが、あれも「そうありたいものだなぁ」ってないものねだりの言葉だそうですからね。

そんな不惑を越えた私が出会ったツールが「キャリアアンカーCareer Anker」です。
言葉としては、「働き方の過程や生き方」である「キャリアCareer」、その「アンカーAnker=碇」です。
 

では、説明しよう!キャリアアンカーとは!
「個人の価値観や職業的な嗜好を理解し、それに基づいて職業やキャリアの方向性を考える際に役立つツールです。1970年代にエドガー・H・シャイン博士によって提唱されたキャリア開発理論」です。

キャリアアンカーでは
①自分はいったい何が得意なのか(コンピタンス)
②自分は何をやりたいのか(動機)
③何をやっている自分に意味や価値を感じるのか(価値観)
という3つの問いを通じて、
その人の中核となるキャリアアンカーを提示します。
 
判定されたキャリアアンカーは8つのタイプ分けで提示されます。
1.専門・職能別・・・自分の技能・専門性が高まり、活用できること、
2.全般管理・・・組織の中で、責任のある役割を担うこと、
3.自立・独立・・・仕事を自分のやり方で仕切っていくこと、
4.保障・安定・・・会社の雇用保障などの経済的な安定のこと、
5.独創性・・・クリエイティブに新しいことを生み出す、自身が会社や事業を起こす機会、
6.奉仕・社会貢献・・・社会に貢献したり、奉仕したりすること、
7.純粋な挑戦・・・解決困難な問題に挑むこと、
8.ライフスタイル・・・個人的な欲求と家族・仕事とのバランスを調整すること
 
自分のキャリアアンカーを知ることは、自分自身をより深く理解し、自己認識を高めるのに役立ちます。自分の価値観、興味、スキル、能力、嗜好に焦点を当て、それらを分析することで、転職や今後の自分の長期的な仕事の方針を考えるときに役立ちます。
 
とキャリアアンカーについて紹介したところで、
次回「私の場合」に続きます。
 

キャリアアンカーについて、詳しく知りたい方は以下のPageなどを参照ください
「誰もが持っている!8種類のキャリアアンカーの意味と診断方法を解説」
https://media.unipos.me/career_anchors