おおた産業メンタルラボ

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「打たれ弱過ぎる若者をなんとかしたい!さとり世代のメンタル不調への対処法」

適応障害、未熟型うつなど、
本人要因の強いうつ状態に対して、
職場のメンタルヘルス場面でどのように対応すればよいのか。

私の産業メンタルヘルスの師匠、松崎一葉先生の記事を紹介します。

「打たれ弱過ぎる若者をなんとかしたい!さとり世代のメンタル不調への対処法」
https://sangyoui-navi.jp/blog/55

あ、念のために書き記しますが、エムステージの宣伝ではありません。
こういうのを求める人には悪くない会社さんかもしれません。
いちおうライバルです。蟻のような私に対して巨象の様な業界の大手ですが。

|メンタル不調、休職を防ぐコミュニケーション、マネジメントのコツ|
この記事中で最も大切だと思うのはこちら
ーーーーー(引用)
メンタル不調、休職を防ぐコミュニケーション、マネジメントのコツ

――同調圧力になじめずメンタル不調におちいった若者には、どういった支援をしたらいいでしょう。

意外にも、会社側が就業規則をきちっと示し、どのような支援ができるかを伝え、「さあ、きちんとやろう」と促せば、案外、同調するようになります。それほど強固な信念があるわけではないからです。
ーーーーー(引用終わり)

すなわち、これまでの不明瞭な同調圧力頼みの管理ではなく、
「どのように働くべきか」についてできる限り明確に示すことが最も大切です。

ここに意識をもってくることが必要です。
産業場面での理解はどうか、と言えば、
幸いにして、私がこれまでにご縁をいただいた企業の方々は、
皆さんこのようにお伝えして、理解いただけなかったことはありません。

|産業医、精神科医はどうか|
しかしながら、
産業医が皆こういったスタンスを持てているかというと心もとないし、
精神科医はそれよりもさらに信用ならないような状況だと思います。

本来は精神科医から「うつ」の患者さんと企業に対して、
適応を向上させて”回復”させていくためには、
精神科医にこそ、このような視点が必要なのだと思います。

今の精神医療の情勢で患者さんに対して伝えられることは、
<精神科医は薬のことしか考えてないから、精神科医に任せて置いたら回復できるとは思わないでくださいね>
が原則になってしまっています。

自助努力は全ての原則なので、どんな世の中になっても基本ですかね。

|私の診察室では?|
「相手を見て法を説け」から少し逸脱するところでしょうか。
私のところにも薬物療法のみを求める患者さんはいらっしゃいます。
不幸な出会いだと思わなくもないですが、
まあそれにお答えしつつ、
でも少しずつ、<薬だけではこれが限界かも>という”ポンコツ医者感”が出るように、
患者さんが「もう医者なんかに頼っちゃられねえ!」となるように努力する、それがここしばらくの目標です。