ちがいます
彼/彼女は、今は自分に環境に適応していく力がないことを認められずに「うつ」となっています。
他罰の言葉や自分に都合の良い休職時間の使い方など利己的な姿勢が目につきます。
しかしそれは彼/彼女の未熟性から生じているものです。
子どもが駄々をこねているようなもの、という例えが近いでしょうか
成長痛としての「うつ」
「未熟型うつ」は彼/彼女の成長痛のようなものです。自らの未熟性から脱皮して成長することを迫られているから苦痛があり、「うつ」となっています。
それと向き合っていくこと、すなわち「未熟型うつ」からの回復の先には彼/彼女は一回り成長して会社の戦力となってくれるはずです。
そのようにとらえて関わっていくことが「未熟型うつ」への対応の第一歩です。
ちょっと文学的に語ってみたくなった
私には、「未熟型うつ」となる若者は「山月記」の虎になってしまった才人李徴の仲間であるように見えます。
自らの「臆病な自尊心と、尊大な羞恥心」を飼いならすことができずに荒れ狂い、自らも苦しんでいるのです。
さすがに虎になっちゃダメですから、人として成長してもらいましょう