おおた産業メンタルラボ

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BPD「ボーダー」の早期警戒サインは「操作性」 操作的言動に気づく BPDその4

前回までで、BPD:境界性パーソナリティー障害での中核的な行動が「理想化、しがみつき、こき下ろし」の行動化であり、
まず最初に起きる「理想化としがみつき」のフェーズに気が付くサインが「操作性」だと書いてきました。
 
相手を理想化し、しがみつくための手段が「操作」という行為です。
<操作しようとしてんな―>と感じる要素が「操作性」。
 
 

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境界性パーソナリティー障害を疑うのってどんな時? 警戒サインを考える BPDその3

パーソナリティ障害という精神科で診断される類型があり、
その中にBPD:境界型パーソナリティー障害というものがある。
「迷惑な人」「かまってちゃん」と言われてしまうような人の中には、
そんな診断がつく人が居る、
それはまあそうであるとして、
 
ある人に「ボーダー」という診断ラベルが使われがちなのは、
いったいどのようなときだろう?
まず最初にその可能性、危険性に気が付いて対応していくためには
何に注目したら良いのだろう?
今回はそこを考えてみる。
理系的に言えば、BPDの必要条件は何か、ということ。

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そもそも「パーソナリティ障害」ってなに? で、その「境界」ってなに? BPDその2

あんまり大上段に「そもそも精神科の診断とはー」とかやるのは柄じゃないと思っているので、
これまでできる限り避けてきたのだけれど、
ちょっと今回はそもそも論から入らないといけないかもしれません。
なんでって、その「パーソナリティ障害」というものがわかりにくいから。
境界型パーソナリティー障害BPDの話を始める前に、
まずはパーソナリティ障害という診断類型の話をしましょう。
 
 
何をもって「パーソナリティ障害」?
統合失調症やうつ病、躁うつ病といった狭義の精神病とは違い、
どこからが病気でどこからが病気でないのかがわかりにくい。
「これが揃ったらパーソナリティ障害!」とか、
例え一つでも「この特徴があったらこの診断!」とか、
決定的な要素がない。
また、病気が悪くなったらこうなる、といった典型的悪化像もないし、
この薬が効く!こう治療したら良くなる!といった決定的対処法もない。

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いわゆる「ボーダー」、BPD:境界性パーソナリティー障害 はじめ BPDその1

「ボーダー」なんて略称される、境界性パーソナリティー障害
BPD:Borderline Personality Disorder

かつては何かというと
「あの患者はボーダーだから」
などと盛んに使われていたように思うが、
今はあまり使われなくなったように思う。

あまりに使われすぎて流行らなくなったのだろうか、
それとも発達障害のブームに負けてしまったのだろうか。
精神科の業界用語も、一般のメンタル用語も、このように流行り廃りで変遷しているのだろう

しかしながら、メンタルヘルスの課題を考えたときに、
やはりBPDという診断類型と、
それに応じた対応を押さえておかないとひどい目に遭う、
という意味ではその重要性は変わっていない。

つい最近もそんな事例に触れたので、BPDについて考えてみた。

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言霊からオーバードーズ:ODへの対策を考える

若年者の市販薬などの濫用、過量服薬、OD:オーバードーズが止まらない。
私の勤め先の様な単科精神科病院にも
「ODしちゃってー」などとカジュアルに語る若人が増えている感覚はある。
総合病院の救急外来にはそれこそ掃いて捨てるほど運ばれてくるという。
従来の自殺企図目的の過量服薬と異なるのはその捉え方のカジュアルさだと思う。

リストカットとか
かつて「リストカットしてくる子ってどうしたらよいの?」と、同級生の救急医に聞かれたときのことを思いだす。

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