Quiet Quittingなる言葉がありまして。
もう2年くらい前から、Tiktok界隈での流行しだした言葉のようです。
Quiet =静かな
Quitting =退職
だから黙って静かに仕事を辞めていくのかと思いきや、
「要求されたこと、決められた役割は果たすがそれ以上に努力はせず、定時になったら即帰宅して自分の時間や楽しみを大切にすること」
なのだそうで。
「産業医入門 知っておきたい産業保健裁判例18の教訓」
読み始めは果たしてこれは”入門”編なのだろうか?と思うが、
ぐるっと一周読み終えてみると、「入門というか、とっつきにくくはあっても、必修の基礎部分かもしれないな」と納得する良書です。
「産業医入門」としているので、産業医以外は手に取りにくいかもしれないけれど、
これを読むことで「企業はなんで産業医を利用したほうが良いのか」について納得がいくように思うので、
心ある企業の人事労務担当者にも読んでいただきたい。
続「ニューロダイバーシティ」 その先を考えてみる
前回は、ニューロダイバーシティ:NDという言葉についてと、
NDは人手不足とダイバーシティアンドインクルージョン:DIによって注目されている、流行り言葉となってきている、と書きました。
今回はそんなND、DIと日本社会の変化について考えてみます。
|NDって言わなくても|
これまでも、ニューロダイバーシティなどと詠わなくても、
ITに限らなくても、異能の人は活躍してきました。
トマス・アルバ・エジソン、
チャールズ・ダーウィン、
アルバート・アインシュタインなどなど。
彼らの伝記はどう見ても偏りのある逸話に満ちています。
「ニューロダイバーシティ」なるもの
なんだか最近、ニュースなどで「ニューロダイバーシティ」という言葉が目につきます。
「企業がいまこそニューロダイバーシティに本気で取り組むべき理由」
DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
企業がいまこそニューロダイバーシティに本気で取り組むべき理由 | Special Report [PR]|DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー「ニューロダイバーシティ」は発達障害などを「欠如」ではなく「多様性」ととらえ、誰もが広く活躍できる社会を目指す考え方だ。いdhbr.diamond.jp
こんな記事。
企業が発達障害などの特性を持つ人に対して、障害者雇用ではなく貴重な戦力として活用していきたい、そういった視点からであるようです。
いま、力を発揮できないでいる人に能力発揮してもらおうよ、と。
そんなニューロダイバーシティ:NDについて、精神科産業医として思うところを書いてみます。
続「ACTからオープンダイアローグへ」に参加して 二極化する精神科医療と自分はどうしたいのか
前回は高木俊介先生の研修会「ACTからオープンダイアローグへ」に参加し、
ACT-Kの活動がAnticipation Dialogue:未来語りのダイアローグにたどり着き、活動が次なるステージに向かうことができた、というところまででした。
今回は、そのACTの現状や精神医療の現状から、
これからの精神医療や自分自身がどうなっていくのかを考えたことを書いてみます。
|世界の、日本のACTのこれから|
研修会の中で、
アメリカでACTの生まれてきた背景とその歴史的経過、
フィンランドでOpen Dialogueが生まれて発展してきた経過、
そして世界と日本の精神医療の歴史的経過が語られ、
世界の精神医療の脱施設化は好景気による財政的裏付けがあって可能になった、
と語られます。