「『困った人』は『困っている人』」
いきなりですが、
「『困った人』は『困っている人』」
これは精神医療ではまず初めに刷り込まれる考え方。
なぜって、精神科に受診する患者さんは、自分で困って受診してくる人より、周りの人が困って受診させられてくる人の方が多いから。
(まあそうでなくなってきているという意見もございましょうが)
精神医療受診のきっかけになる、周りの人が困る問題行動は、
「起こす」のではなく、「どうしようもなく起こしてしまうもの」。
だからそれを治療することで、
本当は本人が困っていたことを改善することになる。
それが精神科治療の基本中の基本。