おおた産業メンタルラボ

ブログ・お知らせ

”まともな産業医”でありたい。 「生きた産業保健法学」

今回は、入門向けではなく、
実務の中で専門家として振る舞っていくため、
産業メンタルヘルスのスペシャリストとして、
”役に立つ産業医”であるために、
そのために押さえておかなくてはいけないと思う本について。

まともな産業医であるために

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ビジネスマッチングイベントに参加してきました:2024

昨年に引き続き、
今年も県内のビジネスマッチングに参加してきました。

目的は、
地元の特色ある企業の情報を仕入れて、
自分の産業臨床場面で提供できる資源を増やすため。
それと、
地元企業の方々の活気に触れてパワーをいただけるのも参加する理由のひとつです。
けしてお祭り大好きだから、ではないのですよ。 汗笑

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マンガで統合失調症について知りたい!

他の精神疾患と同様に、
統合失調症についても当事者が自分の体験を語る本が出てきていますが
どうも私には統合失調症をテーマとした本は、
ピンとくるものが少ないです。

ご本人が語っていると、つい脚色のように感じてしまったりというか。
表現者としてのトレーニングをされていないご本人が、精神症状を他人にわかるように表現するというのは、難しいということなのかもしれません

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統合失調症 その2 職場で。

その1はほとんど一般的な話で終わってしまったので、
ここからはできるだけ具体的な話、職場での話をしてみましょう。

精神科医でも初期にはうつ病と区別がつかない

特に十分に問診の時間を取らず
患者「気持ちが沈むんです」
医者<ああ、うつ病ですねー>
医者<セロトニンが云々で、脳内ホルモンが赫々なので抗うつ薬出しときますねー>
とかやっている薬屋の手下にはまったく期待できない

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統合失調症の話をしてみる その1

「統合失調症って精神病でしょ?関係ないや」
病名だけ聞いてそんな風に感じる方は少なくないと思います。
でもね、
実は「うつ」をきたす病気のひとつで、
人口の1%が発病する病気なんです。

そして、
典型的な精神病の代表ですから、
どうしてもその急性期の了解しがたい奇妙な様子からマイナスのイメージを持って、
怖いもの、考えたくもないものと捉えてしまう。
自分や家族が発病したことに対して懐疑的となってしまう。
またどう対応したらよいか悩んでしまう。

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