主治医だって患者の希望に沿えないことはある
前回、産業医は必ずしも従業員の希望に沿えない、と書いた。
もちろん、主治医だって患者の希望に沿えないことはある。
「病気を必ず治してほしい」とか、
「すっかり元のように回復させてほしい」とか。
重症の心不全になったときに、
「元のように動き回れるようになりますか」といわれたら、
<なりません>ということはある。
それは<元には戻らない>であって<治らない>ということではない。
前回、産業医は必ずしも従業員の希望に沿えない、と書いた。
もちろん、主治医だって患者の希望に沿えないことはある。
「病気を必ず治してほしい」とか、
「すっかり元のように回復させてほしい」とか。
重症の心不全になったときに、
「元のように動き回れるようになりますか」といわれたら、
<なりません>ということはある。
それは<元には戻らない>であって<治らない>ということではない。
ではどうするか、を考えていく前提条件として、
「産業医と主治医の役割の違い」について考えてみる。
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https://www.mhlw.go.jp/content/11200000/001472029.pdf
でも、「産業医と主治医の違い」について触れています。
産業医と面接した従業員さんの失望のストーリーを聞いた。
「休職から復職をしようと思って、産業医と面接した。白衣ではなくスーツを着て、最初の印象から冷たい感じだった。」
「回復中である今の状況に対して、自分が頑張ってることに対してダメ出しをされた。」
「産業医は回復を支援してくれる支援者ではないのか」
「何のための医療者なのか。ひどい医者だ。」
「『リモート勤務、短時間勤務、週半分程度の勤務』を希望したが、『週5日出勤、フルタイム勤務ができなければ復職とはならない』と説明された。」
「回復途中であることを無視された」
「支援のための存在というより復職ルールの審判員のように感じた。」
そして合間には産業医から発せられたという無配慮なセリフ。
2024年4月、障害者の法定雇用率が2.5%へと引き上げられました。
さらに2026年7月には、2.7%にまで上昇する予定です。
あわせて、雇用義務が生じる企業の規模要件も「従業員43.5人以上」に拡大され、対象となる事業所はますます増えていくことになります。
国として、「障害者雇用をもっと広げよう」という明確な意思表示でしょう。
しかし、実際の企業の現場ではどうしたらよいものか。
雇用から定着、不調時の対応まで課題は山積です。
精神科産業医としては、本当はもっと職場の障害者雇用に悩む企業の担当者をサポートできないかと思っているのですが、
しかしながら未だ産業医には障害者雇用に関連したことが求められていない現状があるように感じていて、
何とかならんかな、なんて思ってます。
やっぱり男子たるもの、危ないオトコを目指したくなることがあるはず。
ええ、そうですとも。
ということで、危険物取扱者の資格を取りましょう。
なんの風の吹き回しかって?
だって「中学生が大卒レベルの国家資格取得!甲種危険物取扱者試験」とかヤホーニューズで流れてくるんですもの。
6年も大学に通ったいい大人が、
中学生が取れるような試験に通らないわけがありません。
産業臨床場面では、このとり扱いはどうなんだろう、とか思うことがあり、
危険物取扱者の資格を取ると良いかもしれない。